【2024年版】freee会計をこれから導入する方におすすめのfreeeプラン(法人向け)

freee会計は、個人事業主向けのfreee会計と法人向けのfreee会計の2種類があります。

今回は、「法人向けのfreee会計」について、スモールビジネスにおすすめの料金プランをご紹介していきます。

どのプランを選んだら良いかわからない方はぜひご参考にしてみてください。

なお、個人事業主向けのfreee会計プランの選び方はこちらの記事に載せています。

目次

法人向けfreee会計のプラン

法人向けのfreee会計プランは2024年7月からリニューアルされ、新しく次の5種類が用意されています。

プラン名ひとり法人スタータースタンダードアドバンスエンタープライズ
特徴記帳効率化に特化したミニマムプラン小規模法人向けのおすすめ基本プラン事業成長を目指す中小規模法人向け中堅企業向けハイスペックプラン上場企業も対応の最上位プラン
企業規模中小規模法人中小規模法人中小規模法人中堅〜大企業中堅〜大企業
基本料金(年払い時月額)2,980円/月5,980円/月8,980円/月39,780円/月要問い合わせ
メンバー数1人3人3人5人要問い合わせ
メンバー追加
(年払い時月額)
1,000円/月
(最大2名まで)
経理or経営者:
300円/人
一般社員:
0円/人
経理or経営者:
300円/人
一般社員:
0円/人
経理or経営者:
1,000円/人
一般社員:
0円/人
経理or経営者:
要問い合わせ
一般社員:
0円/人
従量課金なし経費精算:
月額300円/人
受発注書類:
95円/件
経費精算:
月額300円/人
受発注書類:
95円/件
経費精算:
月額650円/人
受発注書類:
95円/件
経費精算:
月額650円/人
受発注書類:
95円/件

このうち、アドバンスとエンタープライズは中堅〜大企業向けのプランです。
対象者が限定されるのでこれらは比較対象から外し、今回は「ひとり法人」「スターター」「スタンダード」の3つを比べていきます。

なお、法人向けプランのリニューアル内容を詳しく知りたい方は、freeeのホームページをご参照ください。

スモールビジネスにおすすめは「スタータープラン」!

法人向けのfreeeプランの中で私がおすすめするのは「スターター」プランです。
スモールビジネスの経理に最低限必要な機能が網羅的に含まれていて、業種を問わず多くの会社にフィットするプランです。

お試しでfreeeを使ってみようと思われる方は、まずは料金がお手頃な「ひとり法人」プランを選びたくなるかもしれません。
しかし、もしお試しでfreeeを使ってみたいのであれば、「スターター」プランを「30日間無料お試しプラン」で試してみることをおすすめします。
これなら、スタータープランの機能の大半を試すことができるので、freeeを使った経理業務を実感できます。

無料お試しプランの場合には、ファイルボックスに取り込める証憑写真の枚数が5枚までであったり、一部のサポート機能が使えないなど、一部の機能が制限されています。あくまで、「freeeの機能をお試しで使ってみる」というものなのでご注意ください。

なお、30日無料お試しプランが終了したら、自動的に有料プランに切り替わるということはなく、「無料プラン」といプランに切り替わります。

無料プランでは、銀行口座等API連携ができなかったり、直近1か月に登録した取引データのみ閲覧や編集できるなど、大幅に機能が制限されます。

freee会計「スタータープラン」をおすすめしたいケース

スタータープランはfreeeの法人向けプランの基本プランです。freee公式サイトでもおすすめプランとして紹介されています。

具体的には、freeeに以下のような機能が欲しい方におすすめしたいプランです。

  • 経理担当者と経営者合わせて3名以内で利用できる
  • 経費精算、入出金管理、簡易経営分析など、幅広い経理業務をfreeeで一括管理したい
  • freeeで従業員の経費精算を行いたい
  • 資金繰りを管理したい
  • 売上や仕入の取引先分析や部門別分析をしたい
  • 売掛金の入金管理や買掛金の支払管理をしたい
  • 銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込みたい
  • レシート類をfreeeに取り込んで自動で記帳したい
  • スピード経理を実現したい(当月分の月次決算書を翌月上旬に見れるようにしたい、など)

「ひとり法人プラン」ではできないこと

「ひとり法人プラン」にも最低限の機能は備わっていますが、例えば次のような機能は「ひとり法人プラン」では使えません。もしこれらの機能を使いたいなら「スタータープラン」以上を選びましょう。

  • 2名以上で利用したい(ひとり法人プランでは1名のみ利用可)
  • freeeで経費精算をしたい
  • 入金や支払管理レポートを使いたい
  • 収益費用レポートを使いたい
  • 電話サポートを受けたい
  • 総合振込ファイルを作成したい
  • freee上で請求書を送付したりPDFでダウンロードしたい

「スタンダードプラン」にアップグレードするとできること

逆に、「スタータープラン」ではできないけれど「スタンダードプラン」にアップグレードすると使える機能もあります。例えば、これらの機能が必要であれば「スタンダードプラン」の利用がおすすめです。

  • 共通費の部門配賦仕訳
  • 内部統制(権限設定、月締め、本締め)
  • 日次残高推移

部門別に複数事業を営んでいて部門別に管理をしたい場合や、freeeで内部統制機能を持たせたい場合などは、スタンダードプランを検討しても良さそうです。

まとめ

今回は、法人向けfreeeのおすすめプランをご紹介しました。

最初にfreee会計を導入するなら、スモールビジネスに必要な機能が一通り揃っている「スタータープラン」が一番のおすすめです。

ただし、ビジネスのステージによっては他のプランが適切なケースもあります。
当事務所ではfreee会計の導入サポートも行なっています。
最適なプランの選定からサポートさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

目次